
こんにちわ。社会人経験10年(エンジニア)のヒロユキと申します。
前にいた会社の社長から言われた言葉なのですが、今でも自分の心に残っているもので
「顧客の仕事については理解がある振りをしろ」
というものがあります。
これは自分が顧客から信頼を得るために、今でも大事にしている言葉で、前の会社の社長と1対1で話す機会を貰えて本当に良かったと思っています。
詳細について記載をしてみたいと思います。
知らないと言った瞬間にプロとしてのレベルが下がる
最初に書いておいてどうかと思うのですが、自分の前の会社の社長のように「知ったかぶりをしろ」というのはかなりリスクがあるのでNGと思っています。
その話題について積極的に突っ込んでいったところで、ボロが出て薄っぺらい人間だと露呈する可能性があるからです。
自分が推奨したいのは、相手の話していることがわからなくても「知らない」と言わないということです。
とりあえず相手の言ったことでわからない単語をノートなどにメモしておき、その場を終わらせる方に話を持っていきます。
ネット上の意見を見ると「知らないことはさっさと聞いたほうが良い」というのが大半だと思います。
仕事以外のことで言えば、それは正解かと思っています。しかし、仕事ではそれをするのは非常にもったいないです。
人は
- 自分が知っていた
- 相手が知らなかった
という状況だと、どうしても相手のことを下に見てしまいます。汚い言葉で言うと「舐める」という感じですかね。
自分の専門性を大きく見せるために、敢えて「知らない」という必要はないと考えています。
知らないことは後でいくらでも調べられる
よく「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」が質問をすることに対するベストな考え方であげられます。
聞くのはその一瞬だけ恥ずかしいだけだが、その結果として知識を得ることができれば、その後は恥ずかしい思いをしなくて済むということです。
これは昭和までの時代であれば、まさにそのとおりかなと思いました。
しかし今は非常に良い時代で、インターネットを使用すればすぐに答えが見つかります。
なので、とりあえず相手の言った単語をメモしておくだけで、後から相手が何を言っていたのかを調べることは容易です。
ネットで調べることにより、前述した諺の「恥をかく」ということ自体を回避できるわけですね。
仕事で知らないことなんて無限にある
自分はエンジニアの業界に10年くらいいるのですが、未だに専門職のエンジニアの方と一緒に話をしていても
「え?今この人が言った単語知らないなあ。どういう意味だろう」
となることがあります。
逆に自分が、何気なく発した専門用語が相手に理解されずに聞き返されることもあります。
日進月歩の業界というのもあるかもしれませんが、10年やっている専門の仕事でもこのようなことは日常茶飯事です。
でも職場には、「あの先輩は自分より全ての分野で詳しい」と思うような人もいますよね。
おそらくですが、その先輩にも知らないことはたくさんあるはずなんです。
周りとの違いは何かというと、「知らない」ということを敢えて発言するか否かです。
ノウハウ的な部分は知らないと言ってしまってOK
一方で自分と全く逆に「知らないことは知らないとすぐに言って質問をする人が伸びる」という意見もあります。
その意見をよく見ていくと
「知らないことを聞かない人→質問できない→仕事の進め方が理解できない→仕事ができない」
という感じのロジックで話が進んでいくことが多いです。それは正しい気もします。
確かにノウハウ的な部分や仕様的な部分については、知らなければ即質問するで正しいと思います。
そういった物はネットで調べることが難しいからです。それをいつまでも聞かなければ仕事ができるようになりません。
自分が焦点としたいのは、専門用語などの調べればすぐに分かることについてです。これは聞くことによるマイナスになる要素しか無いので、その場はスルーしてもOKということです。
なので「何を聞くべきか」というのを常に会話の中で考えているのが重要ですね。
「何が調べればわかることで、何が調べてもわからないことなのか?」ということすらわからないレベルなら、その仕事を任されるレベルにないと思います…。
まとめ
- 仕事で「知らない」ということにより、自分が相手よりも下になってしまう
- ネットで調べられることは「知らない」というのを辞めよう
- 「調べてもわからないこと」が何なのか常に考えていることが重要