意思を強くするために合理的に物事を考える癖をつける

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「意志が弱いため、やらなくてはいけないことに着手できない」

このような悩みを持たれている方は多いのではないでしょうか。私も現在進行系で、この悩みを抱えています。

「仕事が終わったらブログを更新して、プログラミングの勉強もするぞ」と仕事中によく考えているのですが、実際着手しなければいけないタイミングになると、面倒になり、結局何もしないという日々が続いてしまいました。

そこで、「何とか意思を強くしたい」と思うようになり、色々と試行をしております。その中で特に効果があったと思う方法について紹介してみたいと思います。

前提:気合だけに頼らないようにする

具体的に試した内容を書く前に、まず気をつけておきたいことが「気合でなんとかする」という根性論で解決するのは難しいということを知っておくことです。

「意思を強くする」ということにおいては、気合を入れておくことはたしかに重要となるのですが、その気合をずっと継続させておくことは難しいです。

(やりたくないことは毎日自分に降りかかってくるため、それをすべて気合でなんとかするには、気合をずっと継続しないといけない)

当然、気分が乗らない日もあるかと思うのですが、気合だけに頼っている場合は

「今日は気合が足りないみたいだから辞めておこう」

と言った感じで自分に対する言い訳に使ってしまう事も考えられます。

それよりも、嫌々でもよいので作業を終わらせる方法について検討していくべきかと思います。

解決策1:合理的な選択がどれか常に自問する

自分が一番効果があった方法を紹介します。

それは、嫌なことをやる前に「何が一番合理的な判断であるかを考える」ということです。

例えば、仕事が終わり、自宅に帰宅した際に次の選択肢が思い浮かんだとします。

  • 少し休憩してから勉強をしよう
  • 今すぐ勉強をして、終わったら休憩しよう
  • 今日は気がのらないので明日からやろう

このような状態になったら、どれが合理的な判断であるかということだけを考えて行動を選択します。

まず3つ目の「今日は気がのらないので明日からやろう」というのは、明日も気が乗らない可能性があるし、今日と明日の両方やったパターンと比較して進捗が出ないので、一番損をする可能性がある選択肢です。

1つ目の「少し休憩してから勉強をしよう」というのは、勉強の進捗が悪かったときにリカバリがしにくくなるというデメリットがあります。(先に休憩時間を確保しているため、休憩時間を削るという選択が取れなくなる)

また、休憩後に勉強が控えているため、本当にリフレッシュできるのかは微妙なところです。

それであれば、先に勉強をしてしまってから休憩をしたほうが精神的に良いかと思います。

以上を考慮すると「今すぐ勉強をして、終わったら休憩しよう」が最も合理的な判断と言えるかと思います。

合理性について考えるとメリット、デメリットをしっかりと自覚することができるので、行動を開始する閾値が下がり、嫌なことにもすぐに着手できるようになります。


解決策2:負けパターンを自覚しておく

「この行動パターンをすると、必ず駄目になる」という負けパターンを予め把握しておき、その行動を取らないようにすることが重要です。

自分の場合は…

  • 帰宅後、すぐに着手しない
  • (休日作業時に)昼寝休憩する
  • youtubeで音楽を聞きながら作業する
  • 作業開始前にネットで調べ物をする

この4つを実施すると、作業がうまくいかないことが多いので、自分の中で封印をすることにしました。

帰宅後すぐに着手しなかったり、休日に昼寝休憩をしてしまうと、そのままダラダラと時間を使ってしまうことが多いです。

また、youtubeやネットに触れると、そのままネットサーフィンを始めてしまうことがあったので、「まずは作業を開始する」ということを心がけています。

これらの負けパターンは人によって異なると思いますが、はっきりと自覚して作業から遠ざけておきたいところです。

解決策3:簡単な作業から着手する

その日、一番最初にやる作業については「頭をあまり使わずに出来る作業」とするべきかなと思います。

これについては、ネット上で全く逆の意見も多いです。(面倒な作業から始めるべきという意見も多い)

理由として記載されているのは、「朝のほうが頭の回転が良いため、できるだけ早めに頭を使う作業をしたほうがいい」というのが大半です。

そこで、私も面倒な作業から実施するようにスケジュールを組んでみたのですが、精神的な負荷が高いので着手が遅れてしまうという状況が多々発生しました。

一方で、簡単な作業から入る場合は、簡単な作業を実施した際の作業興奮を利用することが出来ます。

作業興奮とは、作業を実施することでやる気が高まるという現象です。この状態ですと、頭を使う作業にも比較的すんなり着手することが出来ます。

つまり

  • 朝1から挫折するリスクを回避できる
  • 作業興奮により精神的な負荷が取り除かれる

という2つのメリットが有るため、簡単な作業から始めることをオススメします。

解決策4:実施したことを記録する

以前に以下のような体験をしたことがあります。

「家計簿をつけるようにしたら節約を心がけるようになった」

「体重計で毎日体重を測るようになってから、ダイエットを心がけるようになった」

ここで働いていた心理を分析すると、おそらく嫌な結果になることを見たくないということだと思います。

つまり、浪費をしてしまうと家計簿に浪費の結果を書かなくてはいけないため、自然と節約をするようになったということです。

この習性を利用して、行動に繋げるようにしました。

具体的にはGoogleカレンダーに実施するタスクを記載し、実施済になったら色を変えるようにしています。

Googleカレンダーでタスクを管理する

↑とりあえず青色で実施したい内容を埋めてしまい、完了したらオレンジ色にします。

サボってしまった場合は、青色のタスクが残ってしまい、「お前がサボった結果、本来終わらせられるタスクが終わらなかった」というのが目に見えてわかります。

終わらせなかった時、非常に嫌な気分になるので、結果として作業に着手できるようになっていきました。

解決策5:自分の目標とする人ならどうするか考える

これは、youtubeかなんかで見たネタなんですが

「意思が弱い方に流れそうになったら、自分が尊敬する人ならどうするのかを考えてみる」

という方法です。

例えば「ソフトバンクの孫正義さんならどうするだろう」などと考えてみます。

間違いなく、やるべきことを放棄して遊ぶという選択肢は選ばないと思います。すると自分でも、その選択肢は選びづらくなるはずです。

こんな感じで意思が弱い方に動いてしまうのを防止します。

まとめ

意思を強くするために有効な方法を5つ紹介してみました。

どの方法も小手先のテクニックに見えますが、自分はこれらの方法を取り入れるようにしてから、圧倒的にサボってしまうことが減りました。

「絶対にやるんだ」という思いだけで挑むより、成功率は高いと思うので、意志が弱いと思う方は是非試していただきたいです。


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