こんにちわ。アドセンスなどの副業で収入を得ることを目指している管理人の「ヒロユキ」と申します。
私は、IT土方→普通の土方(解体工)→IT土方という経歴です。IT土方の職歴は累計で10年になろうとしています。
ITエンジニアの大半は、副業よりスキルアップを目指して本業の給料アップを目指しているように思えます。
一方で、私はどれだけ頑張っても給料がアップする気配が全く感じられない状況に悩んでおり、副業に着目したという経緯があります。
IT業界を目指す人の参考になればと思い、IT業界10年目の私が置かれている状況について紹介してみたいと思います。
プログラマは薄給
IT業界やエンジニアと聞くと高給取りなイメージもあるかもしれません。
インターネットを利用したサービスは、現代の日本における花形と言っても過言ではありません。
世界の時価総額ランキングでは、アップル、マイクロソフト、フェイスブック、グーグル、アマゾンなどIT企業がズラリと並びます。
日本においてもITバブルの盛り上がりは記憶に新しいです。ライブドアの堀江貴文氏の躍進などを学生時代に見ていた身からすると、私も「羽振りの良い業界だろうなあ」というイメージを持っていました。
しかし、いざ就職してみるとアルバイトに毛が生えたほどの給料しか稼げず、辛い日々が続いています。
以下がIT業界10年目の自分の先月の給料です。
残業20時間程度 で(全額支給)でコレです。残業がない月はさらに下がる\(^o^)/
33歳という年齢を考えるともう少し稼ぎたいところではあります。
客先常駐は売上が固定化されてしまう
プログラマの給料が安い理由について、私なりの見解を書いてみたいと思います。
プログラマにも自社サービス開発、請負開発、準委任、派遣など色々な形態があるかと思います。
私は、このうち準委任の仕事をしております。(SESと呼ばれています)。なので全てのIT企業が今回の話に当てはまるわけではないので注意です。
ただ、IT業界の中小企業の大多数は、この準委任の仕事になるので、当てはまる人はかなり多いと思います。
結論から書くと「新卒の給料は良いが、年次を重ねてもあまり給料が上がらない」というのが直接的な理由となります。
何故給料が上がらないのか?
それはスキルが上がっても売上は変わらないからです。
現在の私の場合は以下の契約となっています。
- 月間最低140時間働く。180時間以上で追加料金を貰える。
- 追加料金無しの場合、月間50万程度が売上になる
時間で契約をしているので、どれだけ難関なプロジェクトを成功させても、スキルアップさせてチームに貢献しても、会社の売上は50万円です。
売上が上がらなければ給料も上げられない
ある程度スキルが付いてきた場合、「現在の客先から引き上げさせてもらい、条件が良い他の客に提案する」という戦略も考えられます。
ただ、私の勤務しているような中小企業の場合は、「出来る人ほど1つの現場に束縛され続ける」というケースがほとんどな気がします。
顧客としても出来る人は離したくないし、自社としても1人あたりの売上げアップを狙いに行くより、安定して常駐させてもらっている方が良いからです。
現場引き上げより、むしろ沢山の人数を常駐させるように営業が動いています。(客先常駐は、固定で売り上がるため必ず黒字になるから)
常駐先との給与格差に落ち込んだことも
偶然、常駐先の1次企業で「新人の時はボーナス30万くらいかな」みたいなのを新人社員の方同士で話しているのを耳にしました。
私はその新人社員の方にわからないことを教えたり、コードレビューなどを担当していたため、自分が「手取り20万以下、ボーナスなし」という現実に耐え難い辛さを感じざるを得ませんでした。
自分が一生懸命レクチャーしている相手が、自分よりも遥かに稼いでいるという現実…
私は多重請負の末端の企業、相手は1次受けの大企業なのですが、会社が違うだけでこれほど境遇に違いが出てしまいます。
正直に言うと、1次受けをしている企業と、私のような多重請負の末端企業で社員の質はそれほど変わらない気がしているので、なんだかやりきれない気分です。
ITで稼ぎたいなら自社開発か一括請負
これからIT企業で稼ぎたいと考えている方は、自社でサービスを開発して利益を出している会社か一括請負を行っている会社を選択するのが良いかと思います。
これらの形態では、頑張るほど売上が上がるからです。
自社サービスは言うまでもないですが、一括請負も時間ではなく物に対して対価をもらうため、効率化をして倍の生産性になれば、売上も倍になるわけです。
ただ、請負をやるような会社は殆どが大企業であるため、ゴミ人間の自分では就職が困難であり、キャリアアップの道筋が見えません…
IT業界は副業に最適なので副収入でカバーできる
それでも、自分はIT業界という道を選んで正解だったと今でも思っています。前述の通り解体工をやっていたこともあるのですが、そちらと比較すると圧倒的に副業に活かしやすいからです。
例えば、ブログを例に出すと、IT業界で身につけたCSSやPHPを使ってサイトを改造することもできますし、SEOや画像編集などもIT業界にいない人と比較すれば学習しやすいです。
ビジネス系のYoutuberがブームな気がしますが、元IT業界の人がとても多いのは気のせいではないはずです。
私も、本業の収入は満足できていませんが、仕事に対するモチベーションはかなり高く保てています。それは、仕事で得た知識を私生活(副業)にも転用できるというメリットがあるためです。
現在の仕事のネガティブな面をピックアップした記事なのですが、現在の仕事に嫌気が差しているわけではなく、むしろ毎日が楽しいと感じています。
現在の給料だけではなく、未来への投資と思えば決して悪くない職業だということを補足で記載させていただきます。