【残業】プロジェクトリーダーの仕事が辛すぎて自殺した時の話をします【叱責】

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こんにちわ。プログラマーの職業を退職することが決定している「ヒロユキ」と申します。

私は解体業を2年間やっていたことがあるのですが、その他はプログラマーの経験しかなく、プログラマーの経験年数は10年ほどになります。

そして10年の間に2回自殺を図っています

プログラマーという職業はおすすめの職業ではありますが、もの凄く強いストレスが発生することがある職業でもあります。

これからプログラマーやシステムエンジニアを目指す方に、少しでも参考になればと思い、自殺を図った際の経験について記載してみたいと思います。

プログラマーは鬱になりやすい

まず、自分の経験を書く前に「プログラマーは辛い」というのを客観的に示しておきたいと思います。

前述した通り、私はプログラマー以外には解体業しか経験したことがありません。

解体業では、体力面ではプログラマーより断然きついですし、ミスをすると蹴られたり怒鳴られたりすることもありました。

しかしながら、ストレスの度合いで言うとプログラマーのほうが圧倒的にきつかったです。

よく解体のような体育会系の会社は辛いと言われますが、(私にとっては)プログラマーの辛さはそれ以上ということです。

私の経験だけでは非常に浅いので、より客観的な証拠として以下の動画を紹介します。

上記は、精神科の先生が実際の相談などから「きつい仕事」をランキングで紹介しているのですが、「プログラマー・SE」は3位にランクインされています

60万再生以上されているし、プロの精神科医が経験に基づいて話されている動画ですので、やはり「プログラマー・SEは辛い」は客観的に見て正しい評価だと言えるかと思います。

マジ病むのは 炎上プロジェクト

私は2回自殺をしたことがあるのですが、そのどちらも炎上プロジェクトがきっかけでした。

そのうち2回目の自殺は 、一昨年の話なので そちらについて書いてみたいと思います。

当時のプロジェクトと自分の立場を書くと…

  • SES(客先常駐)で2次受けの会社に勤務(自社は4次受け)
  • 私はプロジェクトリーダーとして参画
  • プロジェクトマネージャーは2次受けの社員
  • 開発メンバーには2次受け社員もいる(本来は駄目だと思いますが…)

という状況でした。体制図を書くと…

こんな感じです。

3次受けは丸投げしているだけで、ほぼ関わっていない。むしろ3次受けの営業とかに逐一報告しないので、自分のとって3次受けの存在が害悪でしかなかったです。

上記の図を見て分かる通り

  • 1次受けとの調整
  • 2次受けの課長への報告
  • 作業者への指示

これを全部私がやっていたため、コミュニケーションの中心は全部自分でした。これはプロマネとかであれば普通にありえることかなあって思います。

しかし、この案件の辛いところはメインプログラマーも私だったことです。

当然、私が全く回らなくなり炎上しました。もともとの見積もりも非常にハードスケジュールだったということもあり、WBS上2週間で終わるタスクが1ヶ月かかったりしていました


プロジェクトが荒れると人間関係も荒れる

本来の倍以上の時間がかかっているのですから、「完全に炎上してしまった」と言って良い状況です。

こうなってくると、1次請けや2次請け課長から激しく叱責されたり、毎日メールで報告を書かせられるようになりました

そして、この進捗報告が芳しくないと更に叱責されます。

私は、「メールで進捗を書くこと」、「朝に2次受課長に進捗の言い訳する」ことに毎日1~2時間。

「1次受けの担当者に進捗遅延を説明するための資料の作成」に毎週3時間かかりました。

更に3次受けにクレームが入ったらしく、3次受けの営業担当にも毎日報告をしなければいけない状況となりました。

このように上からものすごく叩かれて、進捗の報告に時間を取られるようになりました。

更に開発メンバーからも「ヒロユキさんが駄目なせいで炎上している」という見方をされるようになり、当たりが厳しくなってきました。

炎上案件になるとメンバー全員が責任の所在を求め始めますが、それが全て私に向いていた気がします。

開発メンバーのスキル不足

開発メンバーは5名中3名が新人という状況で圧倒的にスキルが不足していました。その他の2名も一応IT技術者だがプログラムはほとんど書けない。

そのため、私がほぼプログラムを書いている状況で、他のメンバーはテスト仕様書作成やテストを担当。

わからないことがあると全て私が答える形です。

5人から質問を受けるため、私は日中は質問に答えたり、1次請けの担当者にQAを送るなどの雑務に追われていました。

そして深夜残業でプログラムを書いたり、前述の無駄な進捗資料を作成していました。

私以外のメンバーは遅くとも20時頃には帰宅していました。

私は24時に退社し、朝7時には出社して作業を進めていました。

そんな状況でメンバーから

「質問を早く1次請けに聞かないと作業が進まない。」

「スケジュールが無茶だからスケジュール延期を再要求しろ。」

などと叩かれまくりました。

精神的に限界を迎える

  • 毎日進捗報告で怒られる
  • 俺がほぼプログラムを書いて俺だけが終電
  • 開発メンバーからもイライラした口調で怒られる
  • 遅れが増すごとに無駄な作業が増えてプログラミングの時間が阻害されていく

当時の自分には辛すぎる要素が多すぎました…。

進捗報告の他にも「WBSが管理されていないからしっかりやれ」とか「客に延期を要求するために、議事録を全部見返して交渉材料を作れ」など糞みたいな仕事が無限に増えていきました。

そして、メンバーが放置気味になるため、全く作業が進まず再遅延するという地獄のような状況でした。

私は、今の状況から抜け出したいということだけが頭から離れなくなってしまい、塩飲自殺することにしました。

苦しまずに死ねる方法を考えた結果、薬物を大量服薬→睡眠が一番楽だと考えたためです。

食塩、オブラート、ブラックコーヒーを購入し、食塩を全て飲み込んだ上で就寝しました。

しかし、人間の体は毒が入ってくるとそれを排除するような働きがあるらしく、その夜にすべて吐き出してしまいました。

その吐き気は凄まじく、トイレに行く間もなく寝室で全て吐き出してしまいました。

嘔吐物はブラックコーヒーで真っ黒であったため、親には吐血したと説明しました。

結局案件は失敗し全ての信用を失った

客先にも吐血したと説明し、しばらく休養をさせてもらうことになりました。

私は、復帰後も毎日終電まで働きましたが、結局2ヶ月遅延をしてしまい、更に納品後もバグを大量に出してしまう結果となりました。

そして私は客先から「あいつは駄目だ」という烙印を押され、その後テスト作業など以外は任されなくなっていきました

私は、自分の何が悪かったのか上手く答えを出すことが出来ないでいます。

ただ、一つだけ言えることは自殺が失敗してよかったと思っていることです。

読んでくださっている方の中には、「仕事なんかで自殺するなよ」と思う方が多くいらっしゃるかと思います。

今の私も「あの時の私はどうかしていた」と思います。

しかし、毎日睡眠時間を削って働いているのに、全員から「お前のせいでみんなが迷惑している」と叱責される環境では正常な判断が出来なくなってしまうのです

もし、仕事が辛すぎて耐えられないと思っている人は、とりあえず状況を耐え忍ぶようにしてほしいと思います。

私は現在無職、彼女いない歴=年齢、無スキルという非常に辛い状況にありますが、それでも生きていることに対して喜びを感じています。

もしあなたが辛い状況にあったとして…、一時の辛いことのために誤った判断をすることだけは絶対にやめましょう!!


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コメント

  1. ヨネ より:

    初めまして
    ヨネと申します。

    自分もバックレ&無断欠勤多数、自殺未遂多数です。ついでに彼女いない歴=実年齢です。
    ちなみに現在、29歳です。

    ヒロユキさん、障害者雇用で働いてみるというのはどうでしょうか。
    障害者手帳は病院に6カ月通って、審査に通れば交付されます。

    おそらく自殺未遂があり、なおかつ今もうつ状態といえば、通る可能性が高いです。

    なぜこんな提案をするかというと、障害者雇用を募集している企業は大手が多いからです。結果、”仕事のわりに”給料がいい企業に入れる可能性が高くなります。

    かくいう私も精神障害者として障害者雇用で働いています。契約期間1年更新の準社員ですが、月収23万円で働けてます。

    そんなこと言ってもスキル、職歴、年齢で落とされるかも…と思われるかもしれませんが、ヒロユキさんのパソコンスキルなら、事務職ぐらい余裕で務まると思います(障害者雇用は事務職が多い。さらにプログラマー職も多い)
    また職歴や年齢に関しても障害者雇用なら、それほど問題になりません。なぜならやばい経歴の人ばかりくるので(自分もそうですし)

    年下が偉そうに語ってしまってすみません。ですが、投稿せずにはいられませんでした。また閲覧させて頂くことになると思うので、今後ともよろしくお願いいたします。

    1. ヒロユキ より:

      はじめまして。アドバイスありがとうございます!!

      私は2回自殺未遂があるのですが、通院の結果、現在は鬱状態などはなく普通に過ごせています。
      (ストレスによる逆流性食道炎が残っているくらいですね)

      しかし正社員時代の激務に対する不安がどうしても拭えないため、3/2よりアルバイトで働くこととなりました。

      ただ賃金的にギリギリの生活になってしまいそうなので、ご提案いただいている障害者雇用のほうが余裕のある生活が送れそうですね。

      私は新卒で入社したIT企業が2部上場企業だったのですが、そこでも障害者雇用で働いている方が数名いたので、おっしゃるとおり「プログラマー職の大企業」での求人はありそうですね。

      障害者雇用は考えたこともなかったので、自分でもいろいろ調べておこうと思います。
      (今は精神的な症状は無いのですが、精神が弱いことは自覚しているので、今後苦しくなった時に用に。)

      1. ヨネ より:

        ご返信ありがとうございます!

        ネットでは障害者雇用のネガティブキャンペーンが酷いですが、実際はそんなに悪いものではないです。

        給料は正社員と比べたら、当然、低いですが、残業がないので副業をやるにはもってこいです!また正社員登用ありのところもあるので、長く勤めてたら正社員になれる可能性もゼロではないです。

        自分も日々、どうすれば人生逆転なるか考えています。その過程で出会ったのが、ヒロユキさんのブログです。
        お互い望みが叶うといいですね!

        余談ですが、自分はまがいなりにも総務を続けてきたので、そういう分野(障害者雇用、社会保険…etc)に関しては多少詳しいと思っています。
        なので、そういったことで、疑問点がありましたら、いつでもご連絡下さい!メールアドレスも載せさせて頂きます。

        逆に自分もブログ運営やプログラミングのことでヒロユキさんにお尋ねするかもしれません(実は近々ワードプレスでブログをやりたいと思ってるので)

        ネット上とはいえ、これも何かの縁だと思ってるので、今後ともよろしくお願いいたします。

        1. ヒロユキ より:

          おお、ブログ運営も検討されているのですね!
          自分もブログをやっているのですが、やはり自分の経験から知識を語るのが一番いい記事になると思っています。
          なので障害者雇用や社会保険に対して知識が深いというのは大きな武器になりそうですね。
          (転職系は凄く競争が激しくて、自分が書いてる記事はほとんど見られないので、障害者雇用に特化できるというのが羨ましいです)

          もし開設されたら参考にさせてもらいたいので是非教えてほしいです。

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